家族のために働いていると思っているサラリーマンのお父さんって多いですよね。家に帰るのが遅くなり専業主婦の妻に怒られた時など、つい誰のために働いてると思ってるんだとか、口にしてますね。でもあれは以下2つの理由で間違っています。
1.誰も働いてくれと頼んでいない。欲しいのはお金です。
2.働いた結果1番得するのは資本家、つまり株主です。家族ではありません。
身もふたもない話ですが、解説していきます。まず1から。
家族はそもそもお父さんに働いてくれとは頼みませんね。頼むのはお金です。食費、住宅費、車代、学費、ランチ代、小遣いなどなど。欲しいのはお金です。逆にいうと定期収入さえあればお父さんはいなくてもいいのです。家にいると邪魔ですしね。世の中の中年のおじさんに対して思っていることなんてこんなもんです。
続いて2。労働以外にお金を得る手段をもたないお父さんが行き着く先はサラリーマンです。時間を切り売りして稼ぐ残念な民です。現代の奴隷です。奴隷たちは労働の対価として給料をもらい会社に付加価値を提供します。付加価値は国が抜いたあと全て株主帰属の資産となります。配当もしくは留保資産です。給料はガッツリ国に税金を取られたあと、やっと家族の元へ渡ります。お父さんが生み出した価値のうち何割が家族の元へ渡るのでしょうか?
大体2割がいいところではないでしょうか?
こうは言っても、給与所得以外のキャッシュフローを築くのは容易ではありません。まず凡人には難しいですよね。日々の研鑽を怠らないようにし、10年後のアーリーリタイアを目指しましょう。