S&P500最高値更新日記

大手外資系企業勤務の若手SEが米国株が最高値更新する様子、お金のことについて語るブログです

年収1,000万のエリサーより資産1億のニート

年収1,000万のエリートサラリーマンよりも資産1億のニートの方が幸せ。

 

なぜこうなるのか。細かく見ていきましょう。

 

年収1,000万のエリサーは税引後手取り720万程度です。他方資産1億のニートは利回り5%運用として税引後手取り400万程度です。その差は年間320万。

 

エリサーである以上勤務地も限られます。東京が1番多いでしょう、少なくとも3大都市圏は不可避。一方で資産1億のニートは住む場所は選ばないことが可能です。この差も大きいですね。帰属家賃で年間100万程度の差になります。

 

消費の視点ではどうでしょうか。エリサーはゴールデンウィークやお盆、年末年始などに休まざるを得ません。ニートは毎日が休日です。1年に1回海外旅行に行くとしたら家族構成や行き先にもよりますが、50万円の差にはなるでしょう。それほどまでに繁忙期とそれ以外の差は大きいです。

 

その他、スーツ代や飲み会代、ランチ代など考えると年間50万円程度の差にはなりそうです。

 

経費面を考慮した時、320-100-50-50=120万円程度までエリサーとニートの差が縮まりました。

 

さて肝心の労働時間はというと、エリサーは少なくとも1日8時間は働くでしょう。年間休日135日として、年間1,840時間。かなりホワイトなエリサー想定です。他方でニートは0時間です。当たり前ですね笑

 

ここで数字が出揃いました。資産1億のニートに相対したとき年収1,000万のエリサーの時給はどうなるか。120万円÷1,840時間=650円です。

 

日本の最低賃金のさらにさらに下です。生きる意味を見失いますね。これほどまでに資産1億というのは大きいのです。安いサラリーマンが億り人になりたいと言いますが、これほどまでにインパクトのあることなのです。小さな頃から勉強に打ちひしがれ、競争を勝ち抜き、必死に働き、誰もが認めたエリサーを一瞬で黙らせる。これほどまでに資産というものは強いです。

 

この重大な事実に気づかせてくれたピケティにはありがとうと伝えたいですね。