S&P500最高値更新日記

大手外資系企業勤務の若手SEが米国株が最高値更新する様子、お金のことについて語るブログです

資産を築くことは子孫への責任

私の米国株投資のバイブル、敗者のゲームにこんな一節があります。

 

私たち個人投資家は必ず死ぬ運命にあるが、私たちのポートフォリオはそのことを知らないし、また気にも留めない。

 

つまり私たちの死後も株は稼ぎ続けますし、そのペースに変化はありません。子どもにも受け継がれますし、孫にも受け継がれます。

私は自分の子どもにサラリーマンをさせたいとは思っていません。なぜなら被搾取階級であり、非生産階級だからです。当然孫にもさせたくないですし、そのための資産を築くことが至上命題だと思っています。

みなさんは自分の子どもにサラリーマンをさせたいですか?雨の日も雪の日も台風の日も満員電車に圧殺され、サービス残業、休日出勤、年収は500万。そんな日々を過ごして欲しいですか?

 

子どもを大学に行かせるまで育てると、親としての務めを果たした、一人前にしたと思う人は多いです。しかしそれは間違っています。

それは子どもをサラリーマンにはめ込んだだけで、自分と同じ地獄の釜に放り込んだだけなのです。

世の中の親はそのことの罪深さに気づきませんし、子どもにもその思考を植え付けています。この昭和の人生すごろく的価値観は学校教育でも施されるので、子どもたちはもう立派な社畜です。なんの疑問も感じません。

 

こうなれば末代までサラリーマンです。

 

しかし私たちは投資家ですから、冒頭の一節に戻ります。

 

私たち個人投資家は必ず死ぬ運命にあるが、私たちのポートフォリオはそのことを知らないし、また気にも留めない。

 

私たちの死後も株は稼ぎ続けます。子どもたちの分も、孫の分も。つまり私たちの資産運用は自分の老後のためではなく、子や孫の生活のためでもあるわけです。自分の子どもにサラリーマンをさせたいかどうかはともかく、選択の自由すら与えられない親など、育児放棄に等しいでしょう。それにサラリーマンの繁殖率、再生産性、出生率の低下は深刻な問題になっていますから、資産を築くことができなければ、あなたの血脈はいずれ絶えます。マイホームで子どもと幸せな日々を過ごすなどという生ぬるい幻想は捨てて、子どもの成人後の人生にも責任を負う覚悟を決めてください。

 

長くなりましたがこれで終わります。

 

円建S&P500連日の高値更新

円建S&P500こと、証券コード1557が絶好調です。連日の最高値更新に沸き、ついに32000円を捉えようかという状態です。

 

この高値更新は円安由来というよりむしろ本家S&P500の好調に起因しているようで、私の小遣いが蓄積している楽天VTIも絶好調です。

 

個別銘柄含め、楽天VTIを上回るのはわずかにシスコシステムズのみです。最近ファイザーも良かったので、ファイザーもかな?

 

市場平均を上回ることは難しい、そう感じる今日この頃です。

サラリーマン投資家にとっての最適解は何か?

米国株投資の世界には、三種類の勢力がいます。

今をときめくグロース派。シーゲル流、バフェット流を標榜するバリュー派。そして、ランダムウォーカー、敗者のゲームを聖書とするインデックス派。

 

この中でリターンを最大化できるのはどれかという論争が日々続けられています。

 

ところでリターン最大化とは、どう考えたらいいのでしょうか。そもそもリターンとは?

 

一般に株式のリターンを測るとき、ある時点で全額買付した後は配当を再投資することを前提としてリターンが測定されます。そこに追加入金はありませんし、ナンピンも行われません。しかし、実際に投資を行なっているサラリーマンは日々追加入金して買付しているはずです。毎月給料から生活費を引き、残りを買付に回す。ボーナスも投資に回す。そういう人は多いはずです。

 

その前提に立ってリターン最大化を考えた人は今までいたのでしょうか?

 

いました。シーゲル先生です。

言わずと知れた名著、株式投資の未来では配当の大切さ、連続増配の偉大さが語られています。配当を再投資する事が重要と説かれていますが、ここにサラリーマンの積立投資の意味も説かれていると読めるでしょう。

 

つまり配当再投資は定額買付という意味で給料の積立投資に似ています。リターン最大化には低迷期間の配当再投資で株数を増やすことが重要とありますが、それはまさにサラリーマンの積立投資のことでしょう。入金額も大きいのでサラリーマンの積立投資は単純配当再投資を大幅に上回るパフォーマンスを出せるはずです。

 

私はこれからもこのシーゲル流入金積立投資を継続していきます。

ファイザー決算発表後に急騰

ファイザーの決算が昨日発表されたようです。

 

ファイザーの運用額は私の資産の5パーセント程度だったので、あまり興味がなかったです。しかし好決算は嬉しいですね。3パーセントほど株価は上昇しています。

 

ファイザーは2018年版ダウの犬PPPです。配当利回りもいいので、アノマリー通りにしっかりと上げてくれています。年初来で大体1割程度でしょうか、上げてきていますね。

 

ありがとうファイザー

エクソンモービル決算後急落

保有銘柄の一角であるエクソンモービルの決算が発表されました。結果は散々なものでした。

 

3パーセント近く売り込まれ、がっつり下げています。フィリップ・モリスなんかは急落後に急回復し、逆に上昇基調になりましたが、今度はどうでしょうか…

 

いずれにせよ、今後も安定した増配が期待できる銘柄に違いないので、買い増しとはいかないまでもホールド継続です。

フィリップモリス決算レビュー

フィリップモリスの決算が木曜日に発表になっていましたね。予想を上回る増益ながら、かなり売り抜かれました。その後反転攻勢に転じ、昨日は大きな上げを見せました。ほぼ決算前後で株価の変わらない展開となりました。

 

決算の中身ですが、かねてから問題になっていた、日本におけるIQOS不振が嫌気されています。しかしこれは投資家の期待値が高すぎるせいでしょう。みんながみんなIQOSを吸っていたのは一年前までで、さすがにもうみんなIQOSの話はしていません。道を歩けば落ちているタバコの箱の多くがIQOSになりつつありますが、それでも東京圏以外では不振なのでしょう。

 

IQOSの今後についてですが、正直言って日本以外では問題なく売れるんじゃないかなと思っています。日本の中高年はいまだにガラケーを使う世界一保守的な民族ですから、日本での売れ行きがイマイチだったところで気にしなくていいと思います。EUや東南アジア、中南米で頑張れると思います。日本での販売不振を理由に株価が下がっている今は絶好の買い場でしょう。

 

足元の売上、EPSは好調でしたから、下方修正された通期ガイダンスは忘れて猿になって買ってしまいましょう!きっと大増配で報いてくれるはずです!

IBMも決算を無事通過し、いよいよ本丸フィリップモリス登場

昨晩はお待ちかねのIBMの決算発表でした。ほとんど期待していませんでしたが、予想を上回る決算を出してきたので、正直驚いています。マーケットにとってもポジティブサプライズだったようで、プレマーケットでもかなり上げているようです。

 

ジョンソンエンドジョンソンに続き、増収増益となり、良いリズムでフィリップモリスにバトンを渡してきました。

 

さて、そのフィリップモリスですが、前回の決算では発表後に大暴落し、この世の終わりを見せつけてきました。アルトリアやJTのような他のタバコ株も引きずり下ろす鬼の下げでした。正直今回の決算は前回の反動で上がるんじゃないかと思っています。むしろこれ以上下げると配当利回り6パーセントが見えてきますし、ただの買い場にしかなりません。そうはさせじと機関投資家の買いが入ることでしょう。

 

とにもかくにも今夜の決算に注目です。