S&P500最高値更新日記

大手外資系企業勤務の若手SEが米国株が最高値更新する様子、お金のことについて語るブログです

退職金というのはよく考えられた制度

会社の退職金について調べていく中で、これは非常に良くできた制度だと感じました。

良くできたというのはサラリーマンを拘束する上で、会社からみてという意味です。

 

1.ロックアップ期間が長い

2.財産形成の阻害

 

1.ロックアップ期間が長い

まずこの点です。退職金のロックアップ期間は長いです。定年退職までおよそ40年でしょうか。その間サラリーマンをサラリーマンにしておくことができます。早期退職募集は夢のまた夢、あったとしても40歳以上がほとんどです。20年以上は確定です。この20年間に自己都合退職すると退職金は大きく減額されます。厳しい世界です。サラリーマンに対する拘束力としてかなり強いものです。

 

2.財産形成の阻害

退職金は退職時に一括払いのためサラリーマンの財産形成に対する阻害効果が強いです。退職金相当額が分割されて渡されて、それをインデックスに張っておけば10年は早く退職できるはずです。アメリカの401Kではありますが。日本のサラリーマンが定年退職まで働いてしまうことも財産形成力の欠如に由来しているのでしょう。