米国株投資の世界には、三種類の勢力がいます。
今をときめくグロース派。シーゲル流、バフェット流を標榜するバリュー派。そして、ランダムウォーカー、敗者のゲームを聖書とするインデックス派。
この中でリターンを最大化できるのはどれかという論争が日々続けられています。
ところでリターン最大化とは、どう考えたらいいのでしょうか。そもそもリターンとは?
一般に株式のリターンを測るとき、ある時点で全額買付した後は配当を再投資することを前提としてリターンが測定されます。そこに追加入金はありませんし、ナンピンも行われません。しかし、実際に投資を行なっているサラリーマンは日々追加入金して買付しているはずです。毎月給料から生活費を引き、残りを買付に回す。ボーナスも投資に回す。そういう人は多いはずです。
その前提に立ってリターン最大化を考えた人は今までいたのでしょうか?
いました。シーゲル先生です。
言わずと知れた名著、株式投資の未来では配当の大切さ、連続増配の偉大さが語られています。配当を再投資する事が重要と説かれていますが、ここにサラリーマンの積立投資の意味も説かれていると読めるでしょう。
つまり配当再投資は定額買付という意味で給料の積立投資に似ています。リターン最大化には低迷期間の配当再投資で株数を増やすことが重要とありますが、それはまさにサラリーマンの積立投資のことでしょう。入金額も大きいのでサラリーマンの積立投資は単純配当再投資を大幅に上回るパフォーマンスを出せるはずです。
私はこれからもこのシーゲル流入金積立投資を継続していきます。