物欲がめっきりなくなってきました。社会人生活も長くなってくると一通りの物がそろい、そろそろ何もいらなくなります。スーツ、時計、メガネ、iPhone、MacBook、大型テレビ、ルンバ等々通り一巡のものを取り揃えてしまいました。これらのものは確実に生活を豊かにし、日々の満足度を向上させてくれています。
しかし最近は新たに物欲を掻き立てるものがありません。4Kテレビや自動車、最新のスマートフォンがトレンドでしょうが、全く興味がもてません。それらより、株が欲しいです。そしてその理由も明白です。
物はキャッシュを生み出しません。
ソフトバンクの決算発表にて金の卵を産むガチョウの話がありました。株はまさしくこれです。配当という金の卵を産み、キャピタルゲインという形で丸々と肥え太る。肉にして食べてもいいし、卵を産まなくなるまで飼ってもいい。
それに対して、物は何も生み出しません。効用をもたらしてくれますが、その効用が小さくなっています。収穫逓減し、限界効用が株式配当利回りを下回ったのです。
配当利回りを上回る効用を提供してくれる物の登場が待たれますね。